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藤川崇のブログです。

藤川崇のブログです。

リモートワークは日本人に向いていない。

僕は、自身最長となる2週間のリモートワークを東京と沖縄で実行してみた結果、現段階では、日本人にはリモートワークが向いていないだろう、という結論に至った。

僕を含めた一部の日本人には向いているだろう。

しかし、この2週間、自分が実証実験してみた結果、大多数の日本人には向いていないだろう、と感じた。

理由は、沖縄から東京へ帰ってきて、そのうち三日間を誰にも会わず、電話もせず、Facebookやメールでテキストメッセージだけで、過ごしてみた結果、孤独感に襲われたからだ。

 

僕は、比較的メンタルが強い人間だと思っていた。

そして、孤独が好きだ、と思っていたし、公言していた。

しかし、三日間、誰とも会わず、声でコミュニケーションを一度も取らない状態は想像以上に孤独感を感じた。

「プチ・引きこもり」とでも言ったらいいだろうか。

たった三日間。

たった三日間ではあるが、孤独感っていうものは、こういうことかって実感した。

若者でも、中年でも、高齢者でも、たぶん、関係ないんじゃないかな。

秋田に戻り、8年間引きこもりをしていた男性に、この話をしてみた。

そしたら、彼は次のように言った。

「引きこもっていると、誰にもアウトプットできないから、インプットもしたくなくなるんですよ」

彼が言うアウトプットとは、目の前の人間に対してのアウトプットを意味している。

彼が言った言葉は、僕としては、三日間の実体験で、とてもよく理解できた。

人は、インプットすることを止めると、成長が止まる。

インプットするためには、アウトプットしなければいけない。

呼吸と同じだ。

吸う前に吐く。

吐けない状態だと、吸うことはできない。

自分が得た情報やスキルを誰かにシェアしたり、説明したり、教えたりすることによって、更に自分の中でその情報やスキルが強化されていく。

それは、こうやってblogに書くことも効果的なのだが、生身の人間に話すことが、最も学習効率が高い。

なぜかと言えば、相手の反応を確かめながら、話すから。

1対1でも、セミナーのように1対大勢でも、生身の人間に話したり、聞いたりするから良いのだろう。

それが、否定的な反応であったとしても、微調整できるから。

無反応が一番辛い。

 

僕は、勝手に自分で三日間、誰とも話さないようにしたワケだが、これが結構キツかった。

リモートワークは、一人で黙々と淡々と集中して仕事をするにはうってつけだ。

しかし、周囲に家族や話せる人がいれば、良いのだが、自分しかいない場合、これは危険だと思った。

孤独感に陥ると、人は自信を喪失する。

自分は何の役にも立たない人間なんじゃないのか?

価値なんてないんじゃないのか?

この僕でさえ、そんな思考が頭をよぎった。

そんな風に思考を巡らせていくと、負のスパイラルに陥る。

特に秋田県は自殺率が高い。

僕は自殺をしたいと思ったことが無いので、自殺をしたい人の気持は分からない。

分からないけど、自殺をしたい人の最後の理由は、自分の存在価値の否定ではないだろうか。

僕らは、山にこもる仙人ではない。

人と人とのコミュニケーションをベースにして、生きている人間だ。

リモートワークの利点は、たくさんある。

だが、負の面もあるということを認識した方が良い。

特に日本人は良くも悪くも村社会的なマインドが強い。

それに関して、僕は否定派であるが、事実大多数の日本人には、村社会のマインドがある。

そのおかげで日本は成り立っているとも言えるだろう。

大勢が集まって、意見を言い合って、アイデアをだして、何かを生む。

これが、日本人には合っているような気がする。

よって、リモートワークは、一部の日本人に当てはまるのであって、全員が出来ることではない、という結論に至った。

リモートワークの良い部分だけを強調しすぎるのは、危険だなって思った。

リモートワークには負の面もある。

それは、ちゃんと理解しなくてはいけない。

 

僕はこれからもリモートワークを実行していく。

でも、社員に強制したりはしない。

今、会社にいる二人は、会社で働きたい、と言っているので、会社で働いてもらう。

そして、僕は最低一週間に、一回は会社に行くことにした。

理由は、三人でのリアル会議はとても有意義だったから。

予約制ではあるが、秋田県庁第二庁舎では、こんな立派な会議室も利用させてくれる。(※事務所入居者に限る)

とても有り難い。

今後、クライアントとの打ち合わせは、こちらを活用させていただく。

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秋田に帰ってきて、久しぶりに喋りまくった。

東京や沖縄でも社員の皆様とは、Facebook動画通話で会議はしていたが、リアルで会議するのは、本当に楽しかった。

五感を通じたコミュニケーションは、まだSkypeFacebook動画通話では、まだ足りないだろう。

また、人工知能がいくら進化したとしても、プログラムしているのはプログラムしている人間の思考である。

ロボットの有効活用は、称賛に値する。

「オリヒメ」などは本当に素晴らしいと思う。

人間にとってシンプルで大切なこと、それはコミュニケーション。

クリエイティブも論理的思考も大切だが、全てのベースはコミュニケーションだ。

人が存在する限り、コミュニケーション、特にリアルで五感を通じたコミュニケーションは、必要不可欠である。

やっぱり、人は、目の前に話す相手がいること、自分の話を聞いてくれる人がいること、それが大事なんだなって実感した今回の旅、リモートワーク実証実験だった。