藤川崇のブログです。

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リモートワーク & LCC(格安航空)実証実験シリーズ② in 中国・深セン PART5

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伊勢さんとの中国・深センの3泊4日の旅が終わった。

振り返ってみると、深センに向かう前に僕が予想していたことを遥かに上回る、気づきと学びがある旅だった。

それも、これも、伊勢さんが同行してくれなかったら、気づけなかったことばかりだ。

伊勢さんの中国語と英語、これが無かったら、学びがないどころか、香港国際空港から深センに辿り着けていなかったかもしれない(-_-;)

まさか全然、日本語表記の案内が無いとは思いもしなかった。

日本国内では、海外客へのインバウンド対策として、外国人に対してやさしい、わかりやすい看板やパンフレットが設置されている。

僕は、パンフレットやプロモーションビデオを作ることが多々あるが、その際に英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語バージョンなどことは当たり前になっている。

だから、当然、香港や中国でも、日本人に対して分かりやすい表記の看板があると思っていたのだが、全然無かった。

僕は、言葉が読めない、理解できない、話せない。

一日、二日と、日が立つにつれ、自分の無力さを痛感した。

そして、こんなにも伊勢さんに対して、感謝と尊敬の念が湧き上がるとは、思いもしなかった。

 

僕と伊勢さんの出会いは、昨年3月に幕張メッセで行われたジャパンドローン展だ。

たしか、「空撮クリエイターズ協会」という名前のブースがあった。

そこに、iPadの中では一番デカイ12インチのiPadで自分がドローンで空撮した映像を周囲の人に説明しながら、見せている人がいた。

その光景は、明らかに目立っていた。

その人が、伊勢さんだった。

僕はすかさず名刺を渡して、その場でFacebook申請をした。

その後、伊勢さんとは、Facebookを通じ、コミュニケーションをとった。

やがて、秋田ドローンコミュニティに僕が誘って、メンバーになってもらった。

当初僕は、伊勢さんは、ドローンの空撮を本業にしている人だと思っていた。

しかし、彼と交流を深めるうちに、彼の人生を知れば知るほど、尊敬していくことになる。

 

伊勢さんは、呉服屋の四代目として、石川県に生まれる。

石川県の小学校、中学校、高校に進み、長野県の大学へ進学。

高校時代の1年間、休学し、ニュージーランドへ留学。

この経験が、後の人生に大きく影響していったらしい。

ニュージーランドは、ラグビー世界一のデカイ奴らばかり。

初めの頃は、いじめに合っていたらしい。

しかし、そのデカイ奴に立ち向かっていったことで、認められ、良き友だちに。

 

なんでもそうだけど、黙っていたら、やられるだけ。

やられたら、やり返す、その精神がなければ、駄目だ。

右の頬を叩かれたら左の頬を差し出す精神など不要だ。

いじめるやつは悪いやつだけど、立ち向かわないやつにも問題がある。

言うべきところは言う。

怒るべきところは怒る。

それが人間だし、本来あるべき姿である。

 

伊勢さんの話に戻すが、大学卒業後、料理人を目指して、沖縄へ。

次に、青山の花屋でフラワーアレンジメントなどを修行。

その後、家業に入る。

家業の呉服屋は、伊勢さんの父がしっかりと経営されている。

伊勢さんは母と、新しい事業を模索した。

それが、上海での出店となった。

伊勢さんは、上海で和の素材を使った小物屋をオープンした。

最高、8店舗もあったと言う。

中国人スタッフ相手のオペレーションが大変だったらしい。

忙しくて、休み無し、睡眠時間も少ない、でも儲からない年月が過ぎていった。

両親に当たることも度々あった。

上海に来た父親がバスにひとつ乗れないことは、海外初心者の人からすれば、当たり前なのに、それぐらいもできないのか、と厳しく言ってしまったこともあったらしい。

今の伊勢さんからは考えづらい。

とにかく、お金の貧しさは心も貧しくさせてしまう、と伊勢さんは言っていた。

そんななか、同じく経営者の友人から一言「お前が継がずに誰が家業を継ぐんだ?」という励ましの言葉があり、気持ちを入れ直したそうだ。

涙腺を緩める伊勢さんを隣で見て、僕も自分自身を照らし合わせてしまい、思わず言葉が詰まった。

その後、伊勢さんは、8店舗を全てたたんだ。

 

そして、時代の流れに沿い、今はWEBでマーケティングを上手に取り入れ、真珠をネットで販売している。

メインツールとして、日本では知名度が低い wechat というツールを使いながら、販売している。

wechatは、日本で言う中国版のLINE、もしくはtwitterらしい。

今回の中国・深セン滞在時の伊勢さんと僕の連絡手段は、wechat で連絡を取り合った。

 

伊勢さんは、日本語と中国語と英語が使える。

これは、すごい武器だろう。

日本の良き文化やサービスを中国人富裕層へ売ることができる伊勢さんは強い。

日本企業は、伊勢さんのような人であれば、喉から手が出るくらい欲しい人材ではないだろうか。

伊勢さんは、これから、日本のお茶を外国人に販売していくとのこと。

真珠、お茶、これらの販売とマーケティングを伊勢さんはiPhone1台でこなす。

iPhone1台で世界各国を飛び回っている。

ドローン空撮の依頼が来れば、世界どこへでも出かける。

数分から数十分で空撮の仕事を終えて、その後は遊ぶ。

遊びながら、学び、新しい情報を得る。

その傍ら、iPhone1台で真珠の販売やお茶の販売、マーケティングなどをする。

 

今回の旅で4日間、伊勢さんとずっと一緒に過ごすことで、たくさんのことを学び、たくさんのことを気づかされた。

正直言って、書き足りない。

たぶん、明日も深センシリーズを書くと思う!

 

伊勢さんは、香港国際空港で僕と合流したときから、僕のことをずっと気遣ってくれた。

「自分のペースで行きましょう。具合が悪くなりそうだったら、早めに僕に言ってください」

何度も、その言葉を僕にかけてくれた。

伊勢さんのアテンドは一流だ。

僕がもし伊勢さんツアーをプロデュースするなら、40代以降の女性向けに伊勢さんと行く◯◯ツアーとか組んだら、人気が出てめちゃくちゃ儲かりそうだなって思った(^O^;)

料理ができて、フラワーアレンジメントができて、英語と中国語ができて、イケメン、しかもやさしいって❗❓

どんだけ〜❗

 

伊勢さん、本当にどうもありがとうございました m(_ _)m

伊勢さんに、クレイジーケンバンドの「香港的士- Hong Kong Taxi -」を捧げます♫